フロレンスキー(神学者)、リトヴィーノフ(化学者)、ブリャンツェフ(技術者)、ヴァンゲンゲイム(気象学者): ソロヴェツキー群島特殊収容所からの手紙 全4巻 第1巻 
Флоренский П.В. - Пребывает вечно. Письма П. А. Флоренского, Р. Н. Литвинова, Н. Я. Брянцева и А. Ф. Вангейма из Соловецкого лагеря особого назначения. В 4 томах. Том 1. М.: Международный Центр Рерихов, 2011. 632 с. 5869882240 K9549           税込価格 11,550

193710-12月にかけてあいついで銃殺刑に処された4人のソロヴェツキー群島の囚人たち(互いに同房者にして対話者である)が近親にあてた手紙を大集成。4人の名は司祭・神学者・学者パーヴェル・アレクサンドロヴィチ・フロレンスキー、化学教授ロマン・ニコラエヴィチ・リトヴィーノフ、ウラル=クズバス・コンビナートの建設に携わった技師ニコライ・ヤーコヴレヴィチ・ブリャンツェフ、ソビエト水理気象局創設者のひとりアレクセイ・フェオドーシエヴィチ・ヴァンゲンゲイムである。

ラーゲリの過酷きわまりない条件下において書かれたこれらの手紙はしかし、精神の強靭、感性の深さ、存在の調和に満たされている。手紙本文のほか、詳細な注解と関連事項の説明を加えた。さらに、ラーゲリ、ソロフキの自然を映した写真、主人公たちの近親のポートレートなど画像と文書の資料が充実。

1巻には19341013日から1935516日に至る書簡を掲載。

フロレンスキーにとって手紙は、人格義論、神義論、人義論につづく四番目の哲学的テーマ(血縁義論)となった。

本書の書簡は悪と無法の実録ではなく、いついかなる状況にあっても真と善とに従った人間の偉大さの証言である。

編者はパーヴェル・アレクサンドロヴィチ・フロレンスキー神父の孫パーヴェル・ヴァシーリエヴィチ・フロレンスキー(1936-)。